からだの#ヒキダシ
これから日射しが強くなり、紫外線に注意して下さいと、天気予報で呼び掛けています。対策として帽子をかぶってサングラスしていれば良いのでしょうか?ウォーキング時の注意点を教えて下さい。
愛媛県全域
サングラスは目を守るため、帽子は日差しから守るため(焼けないために)必要ですが、もしもご相談者の方が肌のことも気にされているなら、日焼け止めも必須です
それに日差しは照り返し(アスファルトだとかなり強い)により帽子をかぶっていても下から照り返しもきます。
「いくつになっても肌は若々しくありたい」女性なら誰しも思いますよね
実は肌が加齢による自然老化で老化するのは老化理由全体の2割にしか過ぎないのです。
ではあとの8割を占める肌の老化原因は・・・紫外線によるものなのです。
地表まで来ている紫外線にはUV-B波とUV-A波があって
日焼けを起こすのはB波の影響で、B波は太陽光が雲でさえぎられていたり、室内にいれば届きませんが、A波は曇っていても、室内にいてもガラス窓くらいなら看破してきます。
実は私たちが浴びている紫外線の95%はUV-A波です。
A波はB波のような日焼けという目に見えるトラブルはおこしませんが、皮膚内で細胞を酸化させ、その結果、肌の劣化を加速させます
昔に比べてオゾン層の破壊で紫外線は強くなってますから、日焼け止め防御は大事です
ちなみにこの日焼け止め商品には効果を表す数字でSPF50とかPA++とか書かれています
このSPFはB波、A++はA波の防御力を表していています。
SPF25と表示されていると、その日焼け止めを塗らなかった時に比べて25倍の紫外線B波をカットできるという意味です。
市販ではSPF10くらいからSPF50まで様々なランクのものが売られています。
PAは+から++++まで4段階の品があり、+の数が多い品ほどA波を防ぐことが出来ます。
それなら数字と+の数の多いものを使えばいいのかというと、そうではありません。
日焼け止めは紫外線を反射させたりする基剤を使っているのですが、カットする力が強いほど皮膚にも負担がかかるので、なるべくなら普段は負担の軽いものを使うべきです。
★洗濯物を干したり、ご近所への買い物程度ならSPFは15前後から20、PAは++。
★外出や散歩などで1~2時間屋外にいる場合SPF20から30、PAは++~+++。
★晴天の日に長時間のレジャー、農作業、海や山など紫外線を多く浴びる場所にいる場合はSPF40~50、PA++++です
(私の店でも肌の弱い方でも使える日焼け止めをSPFの3段階にあわせて扱っています)