からだの#ヒキダシ

献血に興味があります。 そこで、いくつか質問したいことがございます。 献血時のマナーや気をつけなければならないこと、全血献血と成分献血のそれぞれのメリットとデメリットについて教えてください。 また、血管が細い人は成分献血に向いておらず、全血献血のみというのをインターネット上で見ましたが、本当でしょうか?
中予地区

ご相談いただき、ありがとうございます!
献血前後の準備や注意点、献血の種類ごとの特徴など について、お調べしました。若年層の「献血離れ」が続いており、30代以下では10年前と比較して30%以上も低下しているそうです。
1. 献血前に気をつけること
✔ 体調を整える
・前日は6時間以上の睡眠をとる
・風邪気味や体調不良のときは無理をしない(別の日に変更)
・献血当日は朝食をしっかりとり、水分補給を十分に
✔ 服装の工夫
・腕まくりしやすい服(半袖や袖がゆったりした長袖)
・体温調整しやすい服(献血ルームは冷房が効いていることが多い)
✔ 献血前の飲食
・水分補給をしっかり行う(献血前に500mL程度の水を飲むとよい)
・アルコールは控える(血液の状態が悪くなるため)
・空腹での献血は避ける(めまいや貧血のリスクが高まる)
2. 献血中・献血後の注意点
✔ 献血中のマナー
・スタッフの指示に従う
・リラックスして、気分が悪くなったらすぐに伝える
・手を軽く握る・開く動作をすると血流がよくなる
✔ 献血後のケア
・10分ほど休憩し、水分補給をする
・献血後の激しい運動、サウナ、長時間の入浴は避ける(血圧が下がる可能性あり)
・採血部位を圧迫しておくと内出血防止になる
・体調が悪くなったらすぐにスタッフへ連絡する
3. 全血献血と成分献血の違い
✔ 全血献血
✅ 短時間で完了(200mL:約10分、400mL:約15分)
✅ 一度の献血で多くの患者さんに貢献できる
✅ 成分献血よりも回数制限が少ない(年3~4回可能)
❌ 赤血球も失うため、回復に時間がかかる
❌ 400mL献血の場合、次の献血まで一定期間あける必要がある(男性12週間/女性16週間)
❌ 貧血気味になりやすい
✔ 成分献血(血小板・血漿献血)
✅ 赤血球が戻されるため、体への負担が少ない
✅ 2週間ごとに献血ができる
✅ 血小板や血漿は医療現場での需要が高い
❌ 採血時間が長い(約40~90分)
❌ 成分採血装置を使うため、機械が苦手な人には向かない
❌ 体質によっては血管への負担がかかる
4. 血管が細い人は成分献血できるのか?
✔ ある程度正しいが、個人差がある
成分献血では、専用の成分採血装置を使って血液を採取し、不要な成分を体に戻す ため、血管の太さや弾力が影響します。
✔ 血管が細いと起こりやすい問題
針が入りにくい(成分献血の針は全血献血より少し太い)
採血中に血流が滞り、機械が正常に動作しないことがある
途中で針が詰まり、献血が中断することがある
✔ 血管が細い人におすすめの献血方法
一般的に全血献血(特に200mL)が向いている
スタッフが事前に血管の状態を確認し、適した方法を提案してくれる
✔ 絶対にできないわけではない
「血管が細い=成分献血ができない」とは限りません。献血ルームのスタッフに相談し、自分に合った方法を選びましょう!
松山市で献血するなら「大街道献血ルーム」があります!
📍 大街道献血ルーム
住所:〒790-0004 愛媛県松山市大街道1丁目4番17
電話:089-932-0900
受付時間:
【成分献血】10:00~12:30 / 14:00~17:00
【400・200mL献血】10:00~12:50 / 14:00~17:30
※200mL献血をご希望の方は事前にお問い合わせください
定休日:GW・年末年始は不定休