からだの#ヒキダシ
気圧の変化で頭が重くなったり、身体の気だるさを感じます。 今までは無かった症状です。 年齢と関係しているのでしょうか? また、最近こめかみを押さえないと我慢できないほどの頭痛がよく起きます。 鎮痛剤を常用し、手放せない状態です。
中予地区
ご相談いただき、本当にありがとうございます。今までになかったお体の重さや、お薬を手放せないほどの強い痛み、日々どれほどつらく、また不安な思いで過ごされていることかとお察しいたします。
これまで何ともなかった気圧の変化で急に体調が崩れるようになると、「年齢のせいかしら」と寂しいような不安な気持ちになりますよね。長年多くの方のお話を聞いてきた経験からお伝えすると、これは決して単純な「衰え」ではなく、人生の転換期におけるお体の「サイン」です。私たちの身体は、年齢とともに環境の変化(気圧や気温)に対して、かつてほど無意識に、器用にアジャストすることが難しくなっていきます。今起きているのは、お体が「これまでと同じやり方では追いつかないから、少し労り方を変えてほしい」と、あなたに一生懸命メッセージを送っている状態なのだと思います。
よくある「規則正しい生活を」といったありきたりなアドバイスをここでしても意味がありませんよね。それよりも、私が今一番心配しているのは、こめかみを押さえないと我慢できないほどの激しい頭痛に対して「鎮痛剤を常用している」という点です。
実は、痛みを恐れるあまりにお薬を頻繁に飲み続けることで、かえって脳が痛みに敏感になり、頭痛の回数や強さが増してしまうケースが非常に多くあります。専門的には「薬剤乱用頭痛」と呼ばれる状態ですが、最近起きている激しい痛みは、気圧のせいだけではなく、お薬の飲み方が引き金になっている可能性が低くありません。良くなるために飲んでいるお薬が、皮肉にも痛みを長引かせる原因になっているかもしれないのです。
私は医師や看護師といった医療従事者ではないため、これが病気であるかどうかの診断をしたり、治療行為を行ったりすることはできません。しかし、だからこそ、まずはその「手放せないお薬との付き合い方」を含めて、一度プロの力を借りてリセットしていただきたいのです。
今までになかった症状が出るのは、あなたがこれまでの長い年月、ご自身のお体をフル回転させて頑張ってこられた証拠でもあります。どうか一人で抱え込まず、「年齢のせい」と諦めず、頭痛外来や脳神経外科といった専門の医師の門を叩いてみてください。お薬に縛られない、本来の穏やかな日常を取り戻せることを、心から応援しております。


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