からだの#ヒキダシ

最近ふとガラスに映った自分の姿を見て、驚きました。 背中が丸まっていて、なんだか老けて見える…。 「姿勢よくしなきゃ」と思っても、気づけばまた猫背に戻ってしまいます。 整骨院に通うべき? ストレッチ? 筋トレ? 意識改革? 猫背改善に効果のあった方法や、毎日ちょっとしたコツ、工夫、成功談などがあれば、ぜひ教えてください!
中予地区

このたびはご相談いただき、ありがとうございます。
「ガラスに映った自分の姿に、はっとした」——そのお気持ち、よくわかります。
忙しさのなかで自分の姿勢にまで気が回らない。気づいたときには、背中が丸くなっていて「ちょっと老けたかも…」と感じてしまう。でも、気づけたということ自体が、大きな第一歩だと思います!
無理なく始められる猫背改善のコツと、日常で続けやすい工夫を、わかりやすくお伝えします。
✅【1】まずは「気づく力」を味方にしましょう
猫背の一番の原因は、「いつの間にか」なってしまうこと。だからこそ、意識して“気づく場面”をつくることが大切です。
🔸朝、歯を磨いているとき
🔸昼、パソコンを見ているとき
🔸夜、テレビを見ているとき
この3つの「つい猫背になりがちな時間帯」に、「今、姿勢どうかな?」と自分に問いかけるだけでも、姿勢は少しずつ整っていきます。
✅【2】“ながら”ストレッチで、無理なく習慣化
本格的な運動はハードルが高くても、ながらストレッチなら気軽にできます。たとえば…
🌀 壁を使った1分リセット法
壁に「かかと・お尻・背中・後頭部」をぴったりくっつけて1分間立つだけ。「これが理想の姿勢か」と体が覚えてくれます。
🌀 背中で手を組んで胸をひらくポーズ
肩甲骨をギュッと寄せるようにすると、背中まわりがほぐれ、自然と背筋が伸びてきます。ストレッチは「姿勢リセットのスイッチ」と考えると続けやすいですよ。
✅【3】“筋トレ”よりも、「姿勢筋」をちょっと意識
猫背改善に必要なのは、ゴリゴリの筋トレではなく、姿勢を保つインナーマッスル(深層筋)を「少し意識」すること。
たとえば…
🔸椅子に座るとき、おへその下にそっと力を入れて座る
🔸歩くときは、お腹を引き上げるようにして胸を開いてみる
これだけで、体の軸が安定して姿勢も整ってきます。
✅【4】「小さな達成感」が、続ける力になる
以前ご相談いただいた方は、「1週間、朝だけ姿勢を意識する」と決めて取り組んだところ、同僚に「最近、姿勢いいですね」と言われたそうです。
その一言がうれしくて、無理なく続けられているとのことでした。
ポイントは、“完璧”を目指さないこと!できる範囲で、「昨日より少しだけ意識できた」を積み重ねていくことが良いと思います。
✅【5】姿勢を思い出す“しくみ”をつくるのもアリ
最近は、姿勢サポートのクッションや、猫背を検知して教えてくれるスマホアプリなども増えています。
こうしたツールを「姿勢を思い出すきっかけ」に使ってみるのもおすすめです。
また、中予地域でもシニア向けの健康教室や軽運動のイベントがあることも。身近な情報が見つかるかもしれません。
背筋がすっと伸びている人を見ると、それだけで若々しく、元気な印象を受けますよね。
姿勢は、外見だけでなく心にも大きく影響します。
「また猫背に戻ってるな…」と気づくことは、変わるチャンス。少しずつ、自分らしい“まっすぐ”を取り戻していきましょう。
これからも、からだと心が健やかに過ごせますように。