暮らしの#ヒキダシ

猫を一匹飼っています。 猫の躾は聞いたことがないのですが…うちの猫は主人にべったりで朝は4時位には起こされるし、膝の上にのるのも圧倒的に主人の方が多く、新聞を読むときにも邪魔されています。 もう一匹飼えば遊び相手ができて良いのではと主人は思ってるようなのですが…。 抜け代わりの時期は特に毛の量がすごくて掃除も大変です。主人がかまいすぎるのも良くないのではと思うのですが寂しがってるからもう一匹飼うとききません。 解決策は他に無いでしょうか😥
中予地区

ご相談ありがとうございます😌
猫ちゃんとの暮らし、可愛くて癒される反面、朝4時のモーニングコールや抜け毛の嵐、ご主人の“溺愛ぶり”に少しお疲れになっているお気持ち、よくわかります。
そして「もう1匹飼えば…?」というご主人の一言、なかなか簡単には頷けないですよね💭
まず、猫ちゃんがご主人にべったりなのは、「心地よさ」や「一貫した反応」を学習しているからかもしれません。猫はとても賢く、「この人にアプローチするとかまってくれる」と理解すると、繰り返し同じ行動をとるようになります。朝起こせば起きてくれる、新聞を読んでいたら邪魔しても怒られない――猫ちゃんにとってはすでに“成功パターン”なんですね🐾
この状況を少しずつ整えるには、まず「無反応」を徹底することが大切です。夜のうちにたっぷり遊んであげて、朝は徹底してリアクションしない。耳栓を使ったり、寝室に入れないようにしたり、環境から変えてあげるのがポイントです。すぐには変わらなくても、猫は意外と早く学習してくれます。
ご主人の“過干渉”については、時間で区切るのがコツです。「1日15分間集中して遊ぶ時間」などを設けると、猫は満足感を得られますし、ご主人も「構ってあげている実感」が得られるので、双方にとって心地いい距離が保てます。逆に、ずっとべったりしていると、猫自身が「常に誰かといないと不安」という依存状態になってしまう可能性もあります。
抜け毛の件は、換毛期はどうしても大変ですが、「ファーミネーター」など専用のブラシを週に2回しっかり使えば、普段の掃除はかなり楽になります。加えて、空気清浄機を使ったり、布製品には静電気防止スプレーを使うと、毛の浮遊や付着がかなり軽減されます。掃除機を“毛取り専用モード”で使い分けるのもおすすめです。
「もう1匹どう?」というご主人の提案ですが、その前に一度だけ冷静に立ち止まってみてください。猫にとって、仲間が増えることは必ずしも歓迎ではありません。気の合わない相手を迎えると、ストレスや問題行動が一気に増えることもあります。保護猫の一時預かりや、トライアル制度を活用して「うちの子が他の猫をどう受け入れるか」を観察してみるのがとても有効です。猫の幸せのためには、“寂しそうに見える”という人間の印象だけで決めないことがとても大切です。
そして最後に。猫との関係は「家族みんなで築くもの」です。今はご主人が“メイン担当”になっているかもしれませんが、ご相談者さまが「ごはん係」「遊び係」などの役割を担うことで、猫ちゃんとの関係性も少しずつ変わっていきます。焦らず、少しずつ、「この人と一緒にいると楽しいな」と思ってもらえるような距離感をつくっていくのがポイントです。
今の悩みは、猫を大切にしているからこそのもの。ご自身の気持ちを大切にしながら、猫ちゃん、ご主人、ご自身のバランスがとれる心地よい暮らし方を見つけていけますように。
少しの工夫と時間で、きっと変わっていきますよ🍀