からだの#ヒキダシ
熟睡できておらず、疲れがとれません。何か良い方法はありますか?
愛媛県全域
松山市の漢方自然薬わかまつです
漢方でも良い眠りのお手伝いはできますが・・
まずは良い眠りを招くルーティーンを1日の生活の中で作っていくことも必要です
睡眠には浅い深いがあるのをご存じですか?
深さを4段階にしたら、1~2が「うとうと」3が「すやすや」 4が「ぐっすり」
この深い眠りをノンレム睡眠、浅い眠りをレム睡眠といい、質の良い睡眠はこのノンレム睡眠とレム睡眠が交互に乱れずに、行えている眠りです。
とくに大事なのが入眠したらすぐに、レベル4の深さの深いノンレム睡眠に入れる事
私たちは日中に脳の活動で脳内にはアデノシンというものが貯まっていきます。
それが貯まると眠気がくるように出来ているのですが、その貯まったアデノシンを消去しておかないと、すっきりとした目覚めにならず、体も疲れた感じになり、昼間も中途半端に眠たくなります。そのアデノシンを消去するのもノンレム睡眠レベル4のぐっすりの眠りです。
相談者さんはたぶんそういう状態ではないでしょうか
私たちの体は自律神経という体を調整する神経があり、体を活動的に覚醒させる交感神経と、体を休めるためにリラックスさせる副交感神経に分かれていています。日中は交感神経が優位に、夕方から次第に副交感神経が優位になり、副交感神経が優位になることで入眠もいい形で出来るようになります
相談者さんのような状態の方は副交感神経が優位にならないままに夜を迎えてしまう人が多く、
そこの輪をかけているのが夜のスマホやパソコンです。
画面から出る光刺激は脳を興奮させるので交換神経が強くなり、余計に深いノンレム睡眠に入れなくなり、さらなる悪循環になります。いま体調不良で睡眠の質が悪いと思い当たる方で夜遅くのスマホ・パソコン習慣のある方はまずはそれを止めましょう。
大事なのは、眠りのホルモン「メラトニン」をよく出さすことでスマホ、パソコンの画面を夜おそくみているとこのメラトニン分泌がメチャクチャ悪くなります
メラトニン分泌を正常化するのには、朝の目覚めが大事で、よく起きたらすぐに朝日を浴びようといいますが、朝日を浴びることで覚醒がしっかりして、体内時計は、本来はしっかりした覚醒から約14時間後にメラトニンを出すように出来ています
深い睡眠を作るのにもう一つ大切なのは体の深部体温。
寝る時には深部体温が下がっていた方が良いのですが、注意したいのは夜遅くの飲食です。
食べ物によっては4時間くらい消化にかかり、その時間胃腸が活動するために深部体温が上がり、深い眠りに入れなくなります。
お風呂にはしっかり浸かり、芯から温まるようにしていただき、その深部体温が下がりだすと深い眠りに入りやすくなりますので
入浴でしっかり温まり、1時間後くらいにお休みになると深部体温が下がるタイミングになるので入眠しやすくなります
ちなみに私の専門の漢方は夕方と寝る前に飲んでいただくことで副交感神経を優位にしたり、眠りのホルモンを出やすくしたりしていくように
補助でお役に立てますのでこういう生活習慣上のこととあわせていただくと、なお有効です
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