暮らしの#ヒキダシ
愛媛新聞は舐めても大丈夫なインクを使用していますか? 野菜を包んだり、天ぷらの油を切るのに使ったりなにかと便利なのですが、ふと安全なものが気になりました。
南予地区
新聞インキについてご質問いただき、ありがとうございます。
愛媛新聞を含む多くの新聞では、従来よりも安全性や環境への配慮を高めた 植物油インキ を使用しています。これは、鉱物油の使用量をできるだけ抑え、植物由来の油分を増やしたもので、揮発性の成分も少ないタイプです。
また、使用しているインキは、印刷インキ工業会が定める 「NL(ネガティブリスト)規制」 に準拠しています。
NL規制とは、人体や環境に有害なおそれがある物質をリスト化し、それらを使用しないことを義務づけた安全基準です。この基準を満たすことで、より安心してお使いいただける新聞づくりに努めています。
ただし、インキそのものは 食品として安全性を保証するものではございません。
そのため、「口に入れても大丈夫」という用途を前提にしたものではなく、直接食材に触れさせたり、舐めたりといったご使用はお避けください。
ご相談いただき、ありがとうございます。新聞紙は昔から野菜の保存や揚げ物の油切りなど、生活のいろいろな場面で使われてきました。
新聞の印刷に使われているインクは、多くが植物由来の「植物油インキ」です。石油だけに頼った昔のインクに比べ、環境にやさしく、人の肌に触れても問題が起きにくいように改良されています。
とはいえ、「口に入れても完全に安全」という意味ではありません。食品としての安全基準を満たす用途ではないため、直接舐めたり、調理中の食材に長時間触れさせる使い方は避けていただくのがおすすめです。
新聞紙が油をよく吸うのは、紙の目が粗く、紙の内部まで浸透する構造になっているためです。昔から天ぷらの下敷きに重宝されたのは、この“吸油性の高さ”によるものなんですね。
揚げ物の油切りは、新聞紙の上に「キッチンペーパーを一枚重ねて」使うと安心です。野菜を包む場合も、直接ではなく「一度紙袋やクッキングシートを挟む」などひと工夫するとより安全に使えます。
日々の暮らしに新聞をうまく活用していただけていること、とても嬉しく思います!


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