暮らしの#ヒキダシ

娘が結婚することになりました。コロナを境に色んなことが変わり、時代の変化も合わさって常識といわれる形がわからなくなってる気がします。 まずは両家顔合わせからなのですが…若い二人に任せておけば良いものか悩むところです。
中予地区

ご相談ありがとうございます。
まずは、娘さんのご結婚、本当におめでとうございます。
「コロナ以降、世の中が変わった」「常識が分からなくなった」――この気持ちは、すごく自然なことだと思います。
実は仏教では「この世に変わらないものはない」と教えています。昔当たり前だったことも、時代とともに自然に変わる。
だから、『今の形』に合わせていいんです。
むしろ、「変わること」を受け止められる心こそ、大切にしたいんです。
では、両家顔合わせはどうするべきか。
結論から言うと――
「形」よりも「心」を大事すべきだと思います。
きっちりしたスタイルか、カジュアルな感じか、親がどこまで関わるか、正直、どれも“正解”です。
大事なのは、「これから家族になる」という気持ちを、お互いにあたたかく共有できるかどうか。
たとえば、
「あなたたちらしい形でいいよ。でも、親として一緒にお祝いできたら嬉しいな」
そんなふうに、そっと寄り添う声かけをしてあげると、お二人も安心して自分たちらしく進めることができるはずです。
それでも、「これでよかったのかな?」って不安になる瞬間があるかもしれません。
でも大丈夫です。迷いながらも選んだ道は、必ず正しい。親として、心から応援しようと思った、その思いが何より大切です。
これから娘さんが歩む道も、親としての在り方も、きっとすべてが「正解」になります。
“昔ながら”に縛られず、“今ここにある幸せ”を、まるごと受け取って、楽しんでください。
あなたが「よかったなぁ」と思えるその瞬間を、娘さんもきっと、心からうれしく感じています。
心から、ご家族の新たな門出をお祝い申し上げます!