暮らしの#ヒキダシ
マイナ保険証に一本化されるというニュースを見ました。恥ずかしながら、よく分かってないので、これから何をすべきか教えてください。
中予地区
ご相談いただき、ありがとうございます。
マイナ保険証のニュースを見ても、何をすればいいのか分かりづらいですよね。今の時点で必要なことだけを、なるべくやさしくお伝えします。
まず知っておいていただきたいのは、従来の健康保険証は2025年12月1日で役割を終えたということです。
そのため、いま受診に使えるのは、マイナンバーカードを保険証として登録した「マイナ保険証」か、カードを持っていない方や使えない方向けの「資格確認書」のどちらかになります。
そう聞くと少し不安になるかもしれませんが、やるべきことは実はとてもシンプルです。
まず、マイナンバーカードをお持ちであれば、それが保険証として使えるように登録されているかどうかを確認してみてください。登録済みであればそのまま使えますし、まだの場合でも、医療機関やマイナポータル、セブン銀行ATMなどで簡単に登録できます。
一方で、マイナンバーカードを持っていない方や、登録をしていない方は、ご自身の加入している保険者から「資格確認書」が届いているかどうかを確認してみてください。これは健康保険証の代わりとして使えるもので、氏名や生年月日、加入している保険の情報が記載されており、無料で交付されるものです。
本来は申請に基づき交付される仕組みですが、当面の間は申請がなくても自動的に交付されます。カードを持っていない方、登録していない方、電子証明書の更新を失念した方など、一定の条件に該当する場合は自動で届きますので安心してください。
なお、資格確認書には有効期限がありますが、これは保険者が“5年以内の範囲”で設定することになっていて、期限が来れば更新されます。つまり、「期限が切れたら使えなくなる」というより、必要な方には継続して使えるように更新される仕組みです。
また、制度が移行したとはいえ、2026年3月末までは、有効期限が切れた従来の健康保険証であっても、保険の資格が確認できれば受診できます。ですので、「今日から急に病院に行けなくなる」という心配は本当に必要ありません。
結局のところ、いま必要なのは「自分は何を持っていて、どれを使えば受診できる状態なのか」を一度確認しておくことだけです。
マイナ保険証が使える状態ならそれでよく、そうでなければ資格確認書を確認する。このどちらかだけ押さえておけば大丈夫です。


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