暮らしの#ヒキダシ

ガソリン代は田舎の方が高いように感じるのですが、どのように金額が決まるのですか?
中予地区
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「田舎のガソリン代って、なんだか高い気がする…」
そんな疑問、実は多くの方が感じていることです。以下にて調べてみました。
■ まず、ガソリン価格はどうやって決まる?
ガソリン価格は、ざっくり以下の4つの要素で構成されています。
・原油価格(原価):世界の市場価格に連動して変動します(中東などからの輸入が主)。
・税金:実はガソリンの価格の半分近くは税金(ガソリン税・消費税など)です。
・流通コスト:精製所から各地のガソリンスタンドまでの輸送費など。
・販売店のマージン:ガソリンスタンドの運営費や利益分です。
■ 地域差が生まれる理由は?
・輸送コストの差:田舎ほど物流網が複雑になりやすく、遠くまで運ぶ分だけコストが上がります。
・競争環境の違い:都市部ではガソリンスタンドが密集し「価格競争」が起きやすいですが、地方では店舗数が少なく価格が高止まりしやすい傾向にあります。
・人口密度と販売量の違い:都市部ではたくさん売れるため、薄利多売で値段を下げても利益が出ます。一方、田舎では販売量が少ないので1リットルあたりの利益を確保しなければなりません。
・卸価格の差:石油元売会社が地域ごとに設定する卸価格に差があることも。