暮らしの#ヒキダシ

知らない番号から何度か電話があり、折り返すと「不動産を売りませんか?」という内容でした。不動産に限らずですが、このような業者はどのように個人情報を入手しているのですか?対策もあればご教授いただきたいです。
中予地区

ご相談いただき、ありがとうございます!
このような知らない番号からの不動産勧誘電話、不安になりますよね。なぜかかってくるのか?どう対策すべきか?について、調べました。
🔍【なぜ電話がかかってくるのか?】
✅ 不動産会社の多くは、名簿業者から個人情報リストを購入しています。
その名簿には、「名前・住所・電話番号・年齢・職業・年収」などが載っており、例えば下記のような情報源から作られます
・通販や資料請求
・アンケートの回答(ショッピングモールやネットでよく見かけるタイプ)
・名刺交換や同窓会名簿
・不動産登記(登記情報は誰でも閲覧可能な公的データです)
🟡 不動産を所有しているだけで「登記簿」に所有者の住所・氏名が記載され、第三者でも法務局で取得できます。
→ 所有者情報をターゲットにして、売却勧誘の電話をかけている業者も多いです。
📞【対策は?しっかり備える4つの方法】
① はっきり「不要」と伝える(興味あるそぶりはNG)
「売るつもりは一切ありません」と明確な拒否の意思表示をしてください。
「検討中です」「また機会があれば」はNG。再度かかってきます。
② 電話番号を着信拒否 or 迷惑電話アプリの活用
スマホで着信拒否設定が可能です。
迷惑電話の情報共有アプリ(例:電話帳ナビ、Whoscall)を使うと、知らない番号の相手を特定できることも。
③ 個人情報の削除を申し出る
電話元の会社が分かれば、「個人情報の削除・勧誘の停止」を求めることが可能です。
個人情報保護法により、本人が申し出れば削除する義務があります。
④ 悪質な場合は「免許行政庁」または「消費生活センター」に通報
不動産業者には免許が必要なので、宅建業の「免許行政庁」に通報できます。
🟡 名簿業者が「本人の同意なし」に第三者提供できるケースもある
→ ホームページ等に「第三者提供します」と明示してあれば合法。なので、資料請求時のチェック欄は要注意!
電話が執拗だったり、断っても再勧誘されたりした場合、法令違反(宅建業法・特定商取引法)に該当する恐れがあります。