暮らしの#ヒキダシ

未就学児を子育て中の専業主婦です。 働かない女性が働いて稼ぐ男性(夫)よりも見下されるのはなぜでしょうか。 専業主婦は男性(夫)にとって、お荷物なのでしょうか。
中予地区

ご相談いただき、誠にありがとうございます。
未就学児を育てながら日々家庭を支える姿は、本当に尊く、かけがえのないものです。家庭の中でどれほどの時間と心を注いでいらっしゃるか、それをすべての人が理解するわけではないかもしれませんが、見えないからといって、その価値が失われるわけでは決してありません。
専業主婦という立場は、働いている方々の生活を支える土台のような存在です。家庭という安心できる場所があるからこそ、外で働く方も心を保ちながら力を尽くすことができるのです。そのように考えますと、専業主婦という役割は「お荷物」どころか、家庭全体を支える中心的な存在だと言えます。
「見下される」と感じられるのは、社会の中に根付いた偏った価値観や、外で稼ぐことにだけ価値を置く風潮が原因ではないでしょうか。しかし、子どもを育て、家庭を守る仕事は、外で働くことと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なものであると考えます。それは夫婦間の役割分担であり、どちらが上でどちらが下という話ではありません。
もしも心に不安や疑問が湧いてきたときには、どうかご自身にこう語りかけてください。「私がしていることは、子どもを健やかに育てるために必要不可欠なことだ」と。それは誰にも代わることのできない、大切な役目であり、日々の努力が子どもたちや家族の未来に確実に繋がっています。
万が一、誰かの言葉や態度が「お荷物」だと感じさせるものであったとしても、それはその人自身の未熟さや偏った考え方に由来するものです。どうか、そのような言葉を鵜呑みにせず、ご自身がなさっていることの価値を疑わないでください。専業主婦であることもまた、立派な人生の選択肢であり、家族や子どもたちの人生を支える、大切な役割を果たしているのです。
ご自身が日々注いでいる愛情や努力は、必ずや実を結びます。そして、その価値は、周りのどんな言葉にも決して揺るがされるものではありません。どうか、自分自身を信じて、胸を張ってお過ごしください。